6月27日に関東甲信の梅雨明けが発表されました。気象庁によると観測史上最も早い梅雨明けです。同じ日に東京都心では最高気温が35.7度を記録し、6月として初めて3日連続の猛暑日となりました。

　これから本格的に厳しい暑さが続きますが、ブリリア有明スカイタワーのある湾岸地区と高層ビルがひしめく東京都心との気温差に注目してみました。

　気象庁が出している6月28日正午の東京の気温予想によると、千代田区、中央区、新宿や渋谷で34度、足立区荒川区台東区などでは35度ですが、有明のある湾岸地区はというと、30～31度で、都心や都北部より3～５度低くなっています。

　都心や都北部の気温が高いのは、人の活動による人工的な排熱が多く、昼も夜も気温が下がりにくくなるのが要因と考えられ、逆に湾岸地区の気温が低いのは、東京湾から吹いてくる涼しい風が海沿いや運河をつたって流れ込むためです。
　東京湾からの南風が都心方面へ熱を流している様子は、日本科学未来館のYouTubeチャンネルにある「東京ヒートアイランド　―東京圏内都市の熱環境シミュレーション― 」（　https://www.youtube.com/watch?v=EMm9La3riNA）　を見るとよくわかります。湾岸エリアは1分45秒ごろからです。

　しかし、湾岸地区が比較的涼しいとはいえ、連日の30度超えはつらいものです。しっかりとエアコンを使い、水分補給も忘れずに熱中症対策をとってください。