有明テニスの森駅から人々の列が続く。
東京パラリンピック開幕から1年を迎えた8月24日、有明アリーナで「東京2020パラリンピック1周年記念イベント」が開かれました。
　ブリリア有明スカイタワーからアリーナまでは徒歩15分ほど。有明テニスの森駅からアリーナまでの人の列は2020年に見られるはずの光景でしたが、新型コロナウイルスの影響で1年延期に。再起を図った翌2021年には、新型コロナ第5派で無観客開催となってしまいました。有明アリーナへ続く人の列は2年越しの光景です。
　「かっこいい建物だよね」「写真撮ろう。そこに立って。ハイ、撮るよ」。会場に来た人たちが真新しい施設を写真におさめていました。

　午後5時過ぎ、セレモニーが始まりました。東京パラ開会式の「片翼の小さな飛行機」で出演した和合由依さんらの車いすを使ったダンスパフォーマンスが披露され、特別ゲストとして稲垣吾郎さん、草彅剛さん、香取慎吾さんの3人も駆けつけ、イベントを盛り上げました。
その後、メーンイベントである車いすバスケットのエキシビジョンマッチの試合開始。やはり生で見るスポーツは迫力が違いました。ドリブルをするたびに鳴るバンッバンッという乾いた音、攻守の選手の車いすがぶつかり合う「ガシャッ」という金属の衝撃音。選手の熱戦に観客も拍手で応えていました。

https://youtu.be/uEtj3ZfqwG4

【有明アリーナ】ブランドムービー 「夜明けろ。」篇
　
「夜明けろ。」（有明住民）篇
　語彙が「歩道が広い」だけになる瞬間がある。
　理由もなく空き地を眺めちゃうときがある。
　衝動が片付けられないほど豊洲に行きたい心の揺れがある。
　イベント後、景色が違って見えたマンションへの帰り道があった。
　エンターテインメントは不思議だ。
　生活する上で近所に必要はないかもしれない。
　けれど、有明に住んでてよかったと思わせてくれる。
　発展の日々は続く。
　でも有明のエンターテインメントの日は昇ったばかり。
　夜明けを意味する場所。
　ここ、有明から。
　夜明けろ。