10月10日に起きたJR東日本の変電所火災。山手線や京浜東北線など9路線が一時運転を取りやめ帰宅できない人が駅にあふれるなど大きな影響が出ました。その3日前の10月7日には都内で震度5弱の地震が発生しました。
　大地震被災時や、今回のような停電などに遭遇すればタクシーに乗ることも困難ですので、自分の足に頼るしかありません。では、都心のオフィス街丸の内から有明まで歩くとどのくらいの時間がかかるのか、実際に試してみました。
　マンションHPhttps://www.ariakesky.com/disaster.htmlによると、東京駅から当マンションまでの距離は約6.5キロ。所要時間は災害時の想定時速3キロ換算で2時間10分となっています。

　では実際に歩いてみました。
歩いた人：当マンションの理事、40歳代　男　身長175センチ
歩いた日：10月24日（日）
出発時午後2時30分の気象：晴　気温18.5℃　南南東の風3.1ｍ
服装：有明ガーデンのH＆Mで買ったシャツとダイバーシティ東京のユニクロで買ったウルトラストレッチスキニーフィットジーンズ。靴はこれまた有明ガーデンで買ったスニーカー。背中にはビジネスリュック

　では出発です。
　グーグルマップによると、有明から丸の内南口までの距離は約6.5km。これはHPの記載通りです。通常時ですので徒歩での所要時間は1時間25分と出ました。早速マンション北側のメインエントランスから計測開始。木々の葉も色づいてすっかり秋です。

　有明北橋を渡り豊洲市場へ。有明アーバンスポーツパークはかなり解体が進み、スタンドはほぼなくなっています。

　ゆりかもめに沿って交差点を右折して有明通りとの交差点を左に。約20分で晴海大橋まで到達しました。この晴海大橋は海面からの高さが24ｍあるので、かなりのな高低差があります。気候的に暑くも寒くもなく、とてもいい気候でサイタブリアは大賑わいでとても楽しそうですが、通過します。

　晴海大橋を渡ってから数寄屋橋までは直線です。晴海を過ぎて勝鬨橋まで来ました。ここまでで約40分。勝鬨橋北側には公衆トイレがあります。

　この先は築地を通過して歌舞伎座を右に見ながら銀座4丁目交差点まで来ました。ここで約55分。東京駅へはもう一息です。さすがに緊急事態宣言が終わってから銀座の人出が増えて賑やかで楽しいです。

　数寄屋橋を通過して有楽町のビッグカメラから三菱一号館の横をすぎてゴールの東京駅です。

　有明から東京駅まで6.5km、所要時間75分で到着しました。この日は平均時速5kmで歩いたことになります。一般的な歩行速度は時速４km（1kmを15分）とされていますので、災害時の混雑を考慮したＨPの記述のように時速3km換算で所要時間2時間10分というのは妥当な数字だと思います。

　感想
　実際に歩いてみると都心と有明を結ぶ道路は道幅も広く、橋を除けばアップダウンがほとんどありません。災害時にはスマホの地図アプリも通信障害などで使えなくなることも想定されますが、ルートは単純ですので迷う可能性も少ないはずです。さらに、今回のルート上には脇道も含めるとコンビニが10軒以上、公衆トイレ（地図の矢印の箇所）も確認できただけで4か所、交番が5か所に豊洲大橋を通るルートには月島警察署もあります。
　徒歩での帰宅が可能であり、ルート上の安全面でも有明という場所は安心感を得られる住まいと言えるでしょう。