東京都が東京都心から有明までを結ぶ地下鉄新線の事業化計画案を発表しました。発表では新線の総延長は6.1キロで、「東京」「新銀座」「新築地」「勝どき」「晴海」「豊洲市場」「有明・東京ビッグサイト」（いずれも仮称）の７駅を設置する計画です。

https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2022/11/25/06.html

　有明を含む臨海部は、東京オリンピック後のスポーツ・文化施設やマンション開発が進み、人口が増加していますが、大手町、丸の内方面へのアクセスが弱い面がありました。小池都知事は定例記者会見で、「臨海部は世界から人と投資を呼び込む、大きなポテンシャル（潜在能力）を持つエリア。（新地下鉄は）東京を持続可能な都市にしていく上で重要な路線だ。開通により、沿線の利便性が向上し、個性豊かなまちの魅力が一層発揮されることとなる。早期の事業化に向けて更に検討を進める」と述べました。
　また、都は事業計画案で東京―有明・東京ビッグサイト間の整備を先行して進めるとともに、将来的には羽田空港と都心を結ぶ「羽田空港アクセス線」の「臨海部ルート」や、茨城県のつくば駅まで延びる「つくばエクスプレス（ＴＸ）」との接続も検討するとしています。
　ブリリア有明スカイタワーからの最寄り駅は、想定によると「有明・東京ビッグサイト（仮称）」となり、マンションから徒歩約6分の位置で、駅までの所要時間はりんかい線国際展示場駅よりも少し短くなりそうです。
　りんかい線経由の渋谷、新宿方面のアクセスに加え、銀座や再開発が進む大手町、丸の内方面へのアクセス向上が期待されます。